「居酒屋」の言葉の由来とは?
仕事帰りなどに、ちょっと立ち寄ってお酒とお料理が楽しめるお店のことを「居酒屋」と呼びますよね。
どうしてこのような呼び名になったのか、気になったことはありませんか?
居酒屋の語源となった出来事は、江戸時代にまでさかのぼります。
江戸時代の初めの頃までは、お酒は酒屋さんで買ったものを家で飲むのが当たり前でした。そのくらいの昔となると庶民が買えるお酒の種類はそこまで多くなく、いつも気に入ったものや家の近くで売っているものを買うという程度の感覚でした。
ところが江戸時代中期頃から、さまざまな種類のお酒が出回るようになり、庶民でもお酒を選べるようになりました。お店に寄ってはおちょこ一杯分など少量のお酒を味見させてくれるというところも出てきたのですが、これを目当てにタダ飲みをする人が増えてしまいます。困った酒屋さんは、試飲という形ではなく店先で少量のお酒を手軽な価格で販売するようになりました。これが居酒屋の始まりと言われています。
買ったお酒をその場で飲むことは「いざけ(居酒)」と言われ、次第にお酒を売るのではなくその場で飲むためのお酒とおつまみを提供する「居酒屋」になったのですね。
茅ヶ崎の居酒屋「ます田」では、季節のお料理と美味しいお酒をご用意しています。
どうぞ当店でも「居酒」を十分に楽しんでくださいね。